シックハウス症候群の予防にも効果あるの？空気清浄機を選ぶポイント！！

空気清浄機の脱臭機能により、シックハウス症候群の原因となる化学物質の減少をはかります。

近年はフィルターの性能が向上し、色々な有害物質を吸着できるようになり、より良い効果が期待できるようになっています。

また、最新の空気清浄機は加湿機能、マイナスイオン機能などの付加機能も搭載されているなど充実しています。

電気代の負担もそれほど大きくありませんから、あくまで換気を前提としながら、シックハウス症候群の対策に活用してみてはいかがでしょうか。

シックハウス症候群の対策に空気清浄機は有効かどうか

（出典：photo-ac）

空気清浄機の主な目的は、空気中の細かいちりや埃、花粉などを取ることと、家の中に漂う臭気を減少させることです。

空気清浄機の消臭機能で、シックハウス症候群の原因となる化学物質の吸着機能も装備されています。

空気清浄機の消臭機能に使用されるのは、一般的に活性炭のフィルターです。

活性炭は、アンモニア、硫化水素、そして、シックハウス症候群の原因にとなるアルデヒド類などの沢山の臭気の元を吸収します。

また、空気中のウイルスやアレルギーの原因物質を抑制するとされているマイナスイオンを、フィルターを通して清浄化した空気に加えることができる空気清浄機などもあります。

一般的な空気清浄機はどのような仕組みになっているのか

色々な空気清浄機が市場に販売されていますが、一般的なものは、ファンを回転させてて空気を吸い込み、フィルターを通して空気を循環させるような仕組みになっています。

一番最初のフィルターは、大きなちりやほこりを取るプレフィルター、次に細かい埃や花粉などの細かい粒子を取る集じんフィルター、脱臭フィルターに通して空気を清浄化します。

プレフィルターは、空気を取り入れる口の最初に取り付けられています。

集じんフィルターの負荷（目詰まり防止）を軽減するために、空気中のゴミを取る役割があります。

簡単なつくりで、取り外して清掃や洗浄ができるものです。

集じん・脱臭フィルターは吸着した汚れが溜ったら交換する種類のものです。

脱臭フィルター使用される活性炭は、表面に無数の穴が開いており、臭気成分となる化学物質を吸い込みます。

穴はそれぞれ奥が細く深くなっているため、吸い込んだ物質をどんどん取り込んでいく構造になっています。

空気清浄機はどの程度どのような効果があるものなのか

ファンを回転させて汚れた空気を吸い込み、フィルターで清浄化するというのが、空気清浄機の主な仕組みなので、空気を吸い込む力、フィルターの性能などでその効果が変わってきます。

使うフィルターによっては、集じん効果は優れているが化学物質を吸着する能力が低いものもあります。

また、吸着できる化学物質にも違いがあるので、シックハウス症候群の原因物質をしっかり吸着できるようなフィルターを使用しているかどうかチェックすることが重要です。

化学物質を吸着するフィルターの性能は、脱臭性能の表示でチェックすることができます。

カタログなどには「○％」と数字が表示されているので、比較検討するときに利用しましょう。

数字を明記していないものは、脱臭性能が高くない場合があるようなので注意が必要です。

空気清浄機を導入するとどの程度費用がかかるのか

まずは空気清浄機の購入に費用がかかります。

パワー、付加機能などで金額に差がありますので、予算や要求する機能をはっきり決めて選択しましょう。

購入してからは、交換するフィルターの費用と電気代がかかります。

高性能で高価な空気清浄機のフィルターは同様に高価なものなので、購入前にチェックしたほうがよいでしょう。

その際、フィルターの交換時期の確認も重要です。

安価なフィルターで持ちの悪いものを購入するより、高価で高性能のフィルターの方がよいケースもあります。

消費電力は、加湿や殺菌、マイナスイオン発生などの付加機能がなければ、それほど大きくはありません。

シックハウス症候群の防止には、24時間休みなく運転させる必要がありますが、最大のパワーで運転させたとしても1日約20円ほどです。

お部屋の空気の汚れ具合で強弱をつける自動運転にすれば消費電力を抑えることができて、電気代の負担が軽減されます。

シックハウス症候群の予防や改善のために効果的な空気清浄機の選び方

シックハウス症候群の防止や改善が目的となると、住宅全体の空気の清浄化が必要になってきます。

各部屋にパワーのある空気清浄機を設置することになりますが、パワーの違いは、床面積能力で判断します。

カタログなどには「対応可能な床面積」として「○畳」や「○㎡」と表示されています。

フィルターによる化学物質の吸着のほかに、マイナスイオンを発生させるものもあります。

マイナスイオンは空気中に浮遊する粒子に付着して、その重みで粒子を床に落としたり、フィルターに吸着させやすくします。

ただし、いくら高機能の空気清浄器を何台も設置したとしても、空気は住宅の中を循環しているだけで換気にはなっていません。

定期的に窓を開けて新鮮な空気を取り込むことも、あわせて実施することが必要です。

シックハウス症候群に効果的な色々な機能が付いた最新の空気清浄機

近頃は、さまざまな有害物質を吸着できるフィルターが開発され、空気清浄機の機能が進歩しています。

話題になったPM2.5対策を施したものもあります。

そして、多くの空気清浄機は、加湿、マイナスイオンやプラズマクラスターを発生させる機能も搭載しています。

花粉、細菌やウイルス対策から、強力な消臭機能をもつものが主流になっています。

ファンの騒音も抑制され、コンパクト設計で設置場所の選択に悩まなくてもよくなくなりました。

また、空気清浄機の機能を搭載したエアコンも販売されています。

空気清浄機自体の性能は進歩していますが、日常の汚れは溜っていきます。

プレフィルターの定期的な清掃やフィルターの交換など、お手入れを心がけるようにしてください。

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